卒業生による特別講演が行われました
1年生が入学後に受講する「基礎専門知識学」で、現在工芸士として活躍されている卒業生3名による特別講演が行われました。
それぞれの分野についてだけでなく、工芸すべての分野で糧になる貴重なお話を、自身の体験などを交えてお話しいただきました。
一人目は木工芸専攻10期生の東 福太郎さんです。東さんは大学卒業後にTASKへ入学され、TASK卒業後は家業を継がれました。
TASK卒業後の経験から、将来ものづくりの世界で活躍するためのチャンスの作り方・そのチャンスをつなげていくことの大切さなどのお話をしていただきました。
二人目は木工芸専攻16期生の鈴木 大樹さんです。鈴木さんはTASK卒業後、中川木工芸 比良公房に就職されました。
指物などを中心に学ぶTASKでは触れる機会の少ない「結物」についてのお話や、TASK在学中に専攻の垣根を越えて様々な人と交流することが、のちの活動の追い風となることなどについてお話しいただきました。
三人目は陶芸専攻7期生の中井 絵夢さんです。
中井さんはTASK卒業後、兵庫県の窯元で5年間作家に師事した後、独立されました。
作品制作に対するこだわりについて、また独立する際の経験から、とにかく行動してみること・つくるだけではなく自分で作品を売り込むことの大切さについてお話しいただきました。
講演後の質疑応答で積極的に手を挙げる学生や、終了後個別に質問したり、持参していただいた作品に見入る学生もいました。
このように今週から本格的に講義も始まり、学生も入学した実感が湧いているようでした。
講演していただいた東さん、鈴木さん、中井さん、貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。