ブランディングデザイナー 野澤孝弘さんが来校されました
7月15日、佐賀県佐賀市を拠点にブランディングデザインやグラフィックデザインを手掛けられている、株式会社 ノザワークス 代表取締役の野澤孝弘さんが、本校竹工芸専攻の見学のため来校されました。
野澤さんはこれまで佐賀県の様々な工房や企業のブランディングを行ってこられ、現在は佐賀県武雄市で製作されている「西川登竹細工」の活性化プロジェクトを計画されています。
この「西川登竹細工」は、明治初期に農業の副業として始まりました。伝統的には農具として使用されていましたが、近年では装飾品や生活用品としても好まれています。
昭和初期は150戸ほどの竹細工従事者が働く一大竹細工産地でしたが、家具や農具に合成樹脂が使用されるようになったことで徐々に竹細工の需要が減少し、現在では1戸となってしまったそうです。
計画中の西川登竹細工活性化プロジェクトの内容として、後継者育成インターンシップをご紹介いただきました。
若い人に興味を持ってもらい、武雄市に一度来てもらうためのリサーチとして、本校の学生と交流され、学生たちの技術力の高さや作品の完成度に感心されていました。
また、今後詳細が決まれば学校に案内を送っていただける予定とのことで、インターンシップに興味を持った学生も楽しみにしていました。