【陶芸】竹内瑠璃先生の特別講演が行われました。
4月18日午後、基礎専門知識学の授業にて、TASK陶芸専攻卒業生の竹内瑠璃先生による特別講演が行われました。
今回の講演は、陶芸専攻の工藤良健教授にもご参加いただき、トークセッション形式で行われました。
竹内先生には主にTASK卒業後のお話をしていただきました。
学校を出て工房に入ると、とにかく作業の早さと正確さが求められること、早さと正確さを発揮するためにはやはり基礎が大切であることなどをご教授いただきました。
そして、今まで制作してこられた作品の写真を見せていただき、それぞれの解説も丁寧にしていただきました。
見る人に楽しんでもらうためのしかけとして、図案に物語性が持たされています。陶箱の蓋を開けるのがわくわくしますね。
このように蓋に立体的なモチーフを乗せる場合は、変形して箱が閉まらなくなってしまうのを防ぐため、
共に制作される生地師の方と綿密に相談しながら制作されます。
重みで蓋が歪んでしまわないよう、上に乗せられる人形は中身が空洞になっています。
陶磁器の性質をしっかりと理解して制作することの大切さについてもお話しいただきました。