経済産業省 大内審議官と今利室長補佐が本校へ視察に来られました
伝統的工芸品を所管する経済産業省は、日本の伝統工芸の技術習得に広く開かれた国内唯一の教育機関である本校(TASK)に対し、たいへん大きな興味関心を持っていただいています。
そこで今回は経済産業省の大臣官房審議官をお努めになっておられる大内審議官と、伝統的工芸品産業室長補佐の今利様が本校へご視察に来られました。
この11月3日から5日まで開催された「KOUGEI EXPO in IWATE」のご報告をいただきました。
KOUGEI EXPO(伝統的工芸品月間国民会議全国大会)は今年で36回目になるイベントで、伝統的工芸品に対する国民の理解とその一層の普及を目指し、
毎年11月を伝統的工芸品月間と定めて全国各地で経済産業省によって開催されています。
岩手県でのKOUGEI EXPOの中では、岩手の伝統工芸品である南部鉄器・岩屋堂箪笥・浄法寺塗・秀衡塗をはじめとして、
全国の伝統的工芸品の製作実演や作品の展示販売、ワークショップなどが行われました。
この大会が来年は京都で開催されます。
「より一般の方に多くの参加をいただくとともに、全国から集まる伝統工芸関係者同士の交流を積極的に図れるような大会となるよう、
経済産業省として全面的にバックアップします。」と心強いお言葉をいただきました。
その後、TASKの各実習室をご視察いただきました。
学生の様子を熱心にご覧になり、実習内容や学生の出身地、これまでのものづくりの経験などについて直接お声がけをいただくとともに、
本校の講師陣や教育施設、充実した環境に大変感動されていました。
伝統的工芸品が次の世代にも受け継がれるよう
今後も本校の後継者育成、技術の伝承に対し積極的にご支援をいただけるとのことでした。