正倉院 校木再現ワークショップ
10月22日から奈良国立博物館で開催される「正倉院展」に、グループ校の京都美術工芸大学が毎年協賛しています。それに関連して、9月5日にワークショップを行いました。
ワークショップでは「正倉院 校木再現ワークショップ」と題し、京都美術工芸大学と京都建築大学校の川北英教授を中心に、グループ校3校の学生たちが参加し、正倉院の校木を当時の道具だけを使用して制作しました。
のこぎりなどは使用せず、当時の道具を使用して作業を行います。
午前9時過ぎから4号館校舎前でワークショップを開始。
丸太から6つの校木をとるための墨付けを行います。
墨付けされた線に沿って鑿(のみ)を使ってラインをつけていきます。
ラインに沿って楔(くさび)を打ちます。
通常、体験できないこのワークショップに、興味を持った学生たちが見学に集まりました。
丸太が2分割される様子。
2分割されたものをさらに3分の1に割っていきます。
6分の1に分割された木を斧を使って台形にカットした後、釿(ちょんな)を使って整形します。
ヤリガンナにて最終仕上げをし完成。(17時頃まで作業を行いました。)
ワークショップに参加した学生たち。(京都伝統工芸大学校・京都美術工芸大学・京都建築大学校)
ワークショップの様子は読売新聞で掲載される予定です。また、今回のワークショップに際し、森の京都(公益社団法人京都府観光連盟)、公益財団法人 竹中大工道具館、株式会社 鵤工舎の各社様よりご協力頂きました。