基礎から応用技術を段階的に習得。
4年間で自分のものにする。
TASKは、伝統工芸士をはじめとする伝統工芸業界の名工から、日本の伝統を支えてきた技を直接学び、卒業時にはプロとして活躍できるだけの実力をつけることができる学校です。そのため、1・2年次では基礎技術を徹底して学び、3・4年次ではさらに高度な技術を習得。同時にデザイン力や幅広い知識が身につく体系的なカリキュラムを展開しています。
基礎技術
伝統工芸の職人・プロとして活躍するために必要な、基礎技術を徹底的に学びます。
基礎的な知識と技術の習得をめざす1年次。反復練習を徹底することで、身体に覚え込ませていきます。
身につけた基礎をブラッシュアップ。2年間で学んだ基礎技術の成果としてより高度な課題制作に取り組みます。
展開応用
名工の先生方より個別指導を受けることで、プロとしての技術と表現力をさらに磨き上げます。
習得した技術を応用し、使いこなせるようになるべく、修了課題を制作します。
4年間のものづくりを通して、社会性や忍耐力など精神的にも成長。自ら道を切り拓く即戦力としての活躍をめざします。
手を動かすことで学び、覚える。
全授業の80%が実習・演習。collaboration
どれだけ専門的な知識や理論を学んでも、実践に生かせなければ意味がありません。
TASKの学びの基本は実際に手を動かすことです。
カリキュラム全体の50%は専門実習で、デザイン・演習科目を含めると実に約80%が実習・演習系の授業です。
学生たちは常に課題に取り組み、一流の工芸士たちから指導を受け、腕と感性を磨いていきます。
実習室
平日の8時~19時半、土曜日・日曜日・祝日や夏休みなどの長期休暇中も実習室開放日を設定。
徒歩圏内に本学院所有の学生寮・マンションがあり、作品づくりに没頭できる環境も揃っています。
道具
作りたい形を表現するために重要なのは道具です。道具の手入れや特性を知らなければ、思うように作業は進みません。TASKでは道具こそものづくりの基本と考え、まずは道具を作るところからスタートします。道具そのものを作ることから始める学校はTASK以外にほとんどありません。
ピックアップ授業Pick Up
デザイン科目
デザイン論を体系的・論理的に学び、制作のための基礎知識、創造の源となるセンスを磨く科目。
伝統工芸をひとつのアートとして捉え、現代にふさわしい教育システムで多角的な視点を養います。
デザイン基礎演習
デザイン基礎演習では、体系的な側面と好みという感覚的な側面との関係を、講義と演習によって学びます。
造形演習 Ⅰ・Ⅱ
Ⅰでは主に対象物を多角的に捉える練習を繰り返し、Ⅱではより複雑化、大型化する対象物の捉え方を身につけます。
選択科目
演習科目
伝統工芸に携わる者として、より幅広い教養とその世界観を広げる知識を身につけることを目的とした科目。
伝統工芸と関わりの深い「書道」「茶道」「華道」、世界を見据えた「英語」から1 科目を選択して学びます。
専門知識科目
伝統工芸を「文化」「芸術」「歴史」「社会」など、さまざまな視点から見つめることで理解をより深め、
作品制作に生かすことを目的にしています。また、将来の独立・経営に役立つ知識も習得します。
京都学
京都の歴史・文化・芸術・美術・伝統工芸など、総合的な知識を学習。また京都観光・文化検定も視野に入れた内容です。
日本工芸史
本講義では、長い時を経て受け継がれてきた日本の美術工芸にスポットを当て、深く掘り下げて学びます。
経営学
作品づくりを社会と結ぶ観点から、経営・マーケティングを学び、経営や財務に関する基本的な知識を身につけます。
情報処理演習(集中)
コンピュータの基本的な知識について学習し、インターネットで自分の作品を紹介・発表するスキルなどを学びます。
基礎専門知識学(集中)
京焼・清水焼、仏具工芸、木工、金属、竹、漆など、各工芸の成り立ちや現在の状況を学びます。
伝統産業論
伝統工芸を担う者にとって必須の知識である伝統産業の概況や課題、展望について学習します。
色彩学
私たちの生活の中にあふれる色彩のシステムや表現に応用する力を身につけることを目的とします。