- 卒業年度
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- 全て
- 2020年度
- 2019年度
最優秀賞 /近畿経済産業局長賞
和田 柊乃 SHUNA WADA
京手描友禅専攻
工芸士2級
高円高校(奈良県)出身
幸せの青い鳥
この作品は京友禅をもっと色んな人たちに知ってもらいたいと思い製作しました。コンセプトは結婚式はその時が幸せなひとときであり、これからも幸せな刻が続きますようにと言う願いを込めて幸せの蒼い鳥を描きました。新郎新婦お揃いのウェディングを私は見たことがなかったのでセットで製作しました。
優秀賞 /京都府知事賞
WANG ANNI WANG ANNI
陶芸専攻
工芸士3級
北京工業大学(中国)出身
金彩二重透彫香炉
籠目の透し彫り香炉です。特別な道具で、外の筒に竹カゴの紋様を刳り貫いて、中に描いている絵を見せたいと思います。石膏の型取りから、鋳込み、焼成まで全て一人で行ってやりました。型作りは何日もかかり、土の収縮率も考えながら、慎重に進めました。時間を掛けて一生懸命作った一作、ぜひご覧ください。
優秀賞 /京都市長賞
中谷 謙太 KENTA NAKATANI
竹工芸専攻
工芸士2級
瀬戸田高校(広島県)出身
菓子籠~夕暮れと暁~
背の低い籠は全体を柿渋で仕上げました。柿渋染めは年を経るにつれ深みが増す特徴があり、夕暮の夜の深みに移行する様を表現しました。模様には波網代と六ツ目を使用しました。もう一方の籠には透かした部分を入れ、夜明け前の凛とした空気感をシンプルな形と共に表現しました。模様には差し六ツ目を使用しました。
優秀賞 /南丹市長賞
北村 青香 HARUKA KITAMURA
京手描友禅専攻
工芸士2級
久米田高校(大阪府)出身
仇桜
親鸞聖人の詠んだ詩「明日ありと思う心の仇桜夜半に嵐の吹かぬものかは」より。タイトルの通り明日散ってしまうかもしれない桜の儚さを、薄い地色と花びらの胡粉ぼかしで表現しました。模様化した大きめの桜をポイント事に配置し、着物の柄としても楽しめるようデザインしました。桜の背景に振った銀がお気に入りです。
最優秀賞 /近畿経済産業局長賞
飯村 友紀 YUKI IIMURA
仏像彫刻専攻
工芸士2級
八王子実践高校(東京都)出身
文殊菩薩
東京国立博物館にある文殊菩薩を参考に彫りました。興福寺の僧が造立を発願し、1285年に創建され興福寺勧学院の本尊に据えられたそうです。獅子は寄せ木造りの5つのパーツに分けて彫り、中も内ぐりしたのでとても勉強になりました。光背の迦陵頻伽の体は彫り出しました。
優秀賞 /京都府知事賞
イタリア出展
唐 植霖 TANG ZHI-LIN
陶芸専攻
工芸士3級
国立VISVA-BHARATI大学院(インド)出身
透彫回転六角瓶
コンセプトは「回転する」をテーマにデザインしました。施策や色々な失敗を繰り返し最後に六角形の鋳込み成形に決めました。薩摩焼の沈壽官の代表的な装飾技法の透し彫にも挑戦です。柔らかな土に道具を使い六角形の透かしは大変デリケートな作業の連続で、4年間の集大成としてふさわしいかな?
優秀賞 /京都市長賞
福山 葵 AOI FUKUYAMA
金属工芸専攻
工芸士3級
港南造形高校(大阪府)出身
首途
私が今まで出会った技、作品、人…。この4年間で学んだ、私を形作る全てをこの作品に込めました。花の名は泰山木。花言葉は「前途洋洋」理想とする自分はまだまだ遠くにありますが、この作品を出発点として、これからの道を歩んでいこうと思います。
優秀賞
/南丹市長賞
イタリア総領事賞
堀 瑞希 MIZUKI HORI
木彫刻専攻
工芸士2級
上伊那農業高校(長野県)出身
龍禅
日本では昔から長い年月を経た道具などに、神様や精霊が宿ると言い伝えられています。私が小さい頃、習い事で使っていた三味線にも神様が宿っているのかもしれない…。